気が付いたらあたしの周りにいたヤンキーは倒れていた。 「あ……」 あたし……あのヤンキーにキレたんだっけ? んで…… 周りのヤンキーも殴りかかって来たから殴ったんだっけ? すると中からみんなが出てきた。 「結奈……あたしいなくても平気じゃない?」 玲奈は驚きを隠せないようだった。 「……おまえ、なかなかやんじゃん」 純はあたしの頭をぽんぽんと撫でた。