「でもさ、昨日のあの結奈ちゃんの力がほんとだったら……もし、万が一なんかあったとしても、結奈ちゃんは自分の身を守ることができるよね」 流星がパソコンをいじりながら言った。 「……確かに。でも、それでケガさせたらあたし達が守ってる意味ないんじゃないの?」 玲奈の言葉を聞いたハズなのに……おバカな裕也は「結奈がどれくらい強いか、誰かとやればイイんじゃね?」なーんて言い始めた。 裕也……あたしに罪のないヤツと喧嘩しろと? 無理無理。イラつかないとできないって。