黒アゲハ Ⅰ -小さな宝物- 【完】



いきなり純に頭を撫でられて、あたしの心臓はどきっとした。


でも……

なんか引っ掛かるんだよなぁ……


純の“なんか…誰かに似てる……”
って言うひとこと。


うーん……


純、あたしのお父さんにお世話になっちゃったりしたのかな?

あれ?お父さん、何課なんだろ?

ま、お父さんのことなんかどーでもいい。