黒アゲハ Ⅰ -小さな宝物- 【完】



強い……


男達が立ち上がれなくなったところで玲奈は口を開いた。


「あたしと遊ぶってこーゆーことだよ」

「……くそっ」


玲奈はあたしの方を向くと「恐い思いさせてごめんね」と言ってあたしを立たせてくれた。


「大丈夫、守ってくれてありがと」


あたしの言葉に玲奈はにこっと笑った。









「──Blue eye 闇を照らす」