謝罪人 Kyouko スピンオフ小説

その後、拓也は仕事を探した。

午前中は、ハローワークに行き仕事を探す。

午後からは、ネットカフェに出向きインターネットの求人サイトで仕事を探す。
いい仕事があれば面接を受けるが、なかなか採用まではいかない。

そんな生活を毎日続けた。

夜。

拓也がアパートに帰宅して、部屋に入るなり壁にある照明のスイッチを押す。
天井にある蛍光灯が点かない。

もう一度スイッチを押してみるが、蛍光灯はつかない。
部屋の周りの電器機器をみると、どれも電源が入っていなかった。

停電なのかと部屋を出て周り見渡したが、隣の部屋には灯りがある。

ドアのポスト受けに封筒が目に入った。

拓也が封筒を手にすると、送り主は電力会社からだった。
中を見ると、料金未払いの通知だった。