謝罪人 Kyouko スピンオフ小説

「私が前の会社に戻れないことに、彼は私に対して悪いことをしたと謝ってくれました。その時、心の中で彼を騙していることに罪悪感みたいなものが生まれて・・・・・・よくわかりませんが、そんな気持ちにさせるのも彼の能力じゃないかと思いますが・・・・・・」

リカが素直に答えた。


「それは私も同じです。先ほど、勝手に仕事を辞めることに迷惑をかけて申しわけないと、私も彼から謝罪を受けました。その時、あなたと同じ私も彼を騙していることに、罪悪感みたいなものが生まれました・・・・・・」
 
木村もリカに同調した。