謝罪人 Kyouko スピンオフ小説

「本当に良かったんですか?  謝罪人を廃業させるようなことをして・・・・・・? 」
リカは疑問だったことを木村に聞いた。

「どうして、そう思うんですか? 」
逆に木村が聞いた。

「彼は、有能な謝罪人だと思うんですが・・・・・・」

「有能ね・・・・・・確かにそうかもしれません」
木村は納得するように答えたが、その表情は落胆している。

「私、木村さんから言われたとおり、彼の好意を利用して騙すことができました。それで、謝罪人の仕事も辞めさせることができました。でも・・・・・・不思議な気持ちがしたんです」

「不思議な気持ち・・・・・・?」
木村が気になって聞く。