ビター・ビター・チョコレート

さっきの電話は、その事を告げに?




『ちゃんとお前と付き合いたいって言ってるんだから、逃げんじゃねーよ』




ちゃんと、俺と?




あんな酷いことをしたのに?



それなのに俺と?






ぶちっと電話を切る。






艶子がいるのも忘れて、美琴に電話をかけた。




5回目のコールで、愛しい声が聞こえる。




『もしもし?……』




俺は、壊れそうなくらい強く携帯を握り締めていた。