「そんなに、私に嫌われたいのですか?」



福島由果は、簡単に俺を部屋に入れた。




「ああ。嫌われたいね」



そう言って、キスで口を塞ぐ。





俺は、得体の知れない病気にかかったかのように、何度も由果を抱く。





もう、元には戻れない。





もう、進むしかなかった――――。