ビター・ビター・チョコレート

緩やかなウエーブの長い髪、白い肌に大きな瞳、小さな口元。



彼の話をしながら微笑む彼女は、本当に妖精のように可愛かった。




ずっと諦めてて、片思いだったけど。



まさか、二人が別れるなんて思ってもみなかったから。




ちょびっとだけ持っていた勇気を振り絞って、告白した。




返事はOKだった。



やっと一ヶ月目にして、もらえた。





返事をもらった時は、飛び上がったら月まで飛べるんじゃないか?って思うほど嬉しかった。





俺は、あまり女の子とお付き合いをした経験がないから、たぶん恋愛に関しては幼稚なんだと思う。



一緒にいたいとか。話したいとか。



その程度で、満足していた。





でも、その先を望むのは間違っていないと思う。



美琴の全部が欲しいと思ったから。



彼女の全てを――俺のものにしたかった。