そんなあたしに、彼は静かな声で言った。 『今、どこにいる?』 「……駅の裏の……ホテル街みたいなとこ…」 『じゃあそこで待ってろ。 今から迎えに行く。どっちにしろ危ないから』 待ってろ。 その言葉がとても力強くて、 あたしは素直に頷いていた。