いつもは3コール以内に出てくれるのに、 呼び出し音は空しく続く。 そして3分ほど鳴らし続けた電話はついに切れてしまった。 足の力が抜けてへなへなとその場に座り込む。 周りの目を気にする余裕もなく辺りを見回す。 寂しい。 あの柊君が出てくれなかった。 冷静に考えれば当たり前だ。 美羽さんと一緒にいるのに出られるはずがない。