あたしだけを見て欲しいなんて 素直に言えるわけもない。 今さら遅い。 こんなことならさっさと好きになれればよかったのに。 あたしの中で何かが壊れ始める。 ガラガラと鈍い音を立てて狂った歯車が回りだす。 それは誰にも止められない。 自分自身にさえも……。 それほどまでに柊君を求めていた。