「今日、何の日か覚えてる?」 「4月20日」 「俺たちが初めて廊下で話した日」 あたしの真面目なボケをスルーして高梨が言う。 「そうだっけ?」 もちろん覚えてないわけない。 でもわざと言ってみた。 「そうなの。だから、ちょっとサプライズ」 そう言って、ニヤリと嫌な笑みを浮かべる。 「!」 グイッ 腕を強く引っ張られる。