私の小さな物語







視界が晴れた気がした。






モノクロだった世界がいっぺんに色を取り戻したような。






そのはずなのにだんだんと視界は歪んで見えてくる。






「あたしも、高梨が大好き」





そう言った瞬間何かが零れ落ちた。





泣いてるんだ。






「なんで泣くんだよ」







「嬉しいの。ありがとう」






あたしはこれ以上ない笑顔で微笑んだ。