幼い顔に似合わない濃い化粧も、全てはあいつのため。 それをぐしゃぐしゃにして泣いてるのもあいつのため。 それなのに俺は何してんだか。 あー、なんか自分で思って虚しくなってきた。 そうは思ってもキミをここにおいていくわけにいかなくてもう一度前を向いた。 そのときだ。 俺の足が止まった。 まるで地面に張り付いたみたいに。 背中でキミが息を呑んだことがわかった。 …これでお役御免か。 俺は黙ってキミを下ろした。