電話の向こうでキミは泣いていた。 感情をむき出しにして。 涙を止められなくなった子供みたいに。 理由は聞かなくてもわかった。 もしかしなくても柊のことだろう。 それでもほっとくわけにもいかなくて、俺は家を飛び出した。 自分でもバカだってわかってる。 ずっと前から気付いてた。 俺は、キミのコトが…… 叶うはずのない願い。 でも行くしかないんだ。