私の小さな物語








通話を終えた咲人がアタシの存在に気付き、



ニッコリと穏やかな笑みを浮かべた。





しかしその笑顔が一瞬で怪訝そうな表情に変わる。






「え……奏、それ……」






「へ?」





咲人の指さした先。





そこにはアタシの左腕がある。





別に……変わったところはない……





「血……」






そして咲人の表情がひきつった。