適当に歩き回って先生に見つかっても面倒くさい。 だから保健室に行くことにした。 それなら具合が悪いってことにもなるし。 「先生、体調が悪いので寝ててもいいですか」 神奈のことを考えて棒読みになる。 ぶきっちょが。 先生は少し困ったように微笑んで、 「貸してあげたいんだけど……先客がいるの。 だからソファーで休んでてもらえる?」 先客……こんなときに。 あたしはつくづくついてない。