私の小さな物語






美聡が勢いよく立ちあがり、



あたしが持っていた道具類を叩き落とす。





「まだわかんないの?



つか、わかんなかったの?今まで」






「何が……」





「神奈のことだよ」





「は?神奈?」





意味がわからない。





混乱する頭を回転させつつ、



急いで教科書を拾う。





何でこんなに怒ってるの?





口で言ってよ。




あたしはもう必死なんだから。