――――――――――――――――――……… 「あれ、何で二人で…… って、奏……どうしたの…?」 何も知らない柊君はあたしたちが二人でいることに心底驚いているようだ。 あたしがこれだけ苦しんでるのに。 こんなに悲しいのに。 それでも柊君の顔を見たら少し安心した。 「……下ろして」 「でも」 「いいから」 静かな声で高梨に言うと、 あたしはゆっくりと地面に下ろされた。