私の小さな物語






そんなことを夢現に思案していた時。




突然高梨が立ち止まった。





あたしは眠い目を擦りながら前方に目を向ける。





そして、息がとまった。




時間も、心臓も、空気も。




全てが止まった気がした。






「――ひ」





目の前に現れた人物。





それは――




「柊君」




問題の渦中にある彼だった。