あの日。あの訪問の日以来、私達の距離は確実に縮まった。



しかし、そんな喜ばしい進展の横にはそうでないものも付き纏っていた。




そう。あの写真だ。



私はあの写真について何も触れはしないし、勿論彼もだ。


とにかく隠そうとかいう、そう言った考えも彼の中には無い。


要するに

私には関係がないのだ。



私にどう思われようと彼には知ったこっちゃない。という訳である。