あたしはベッドに戻り、腰掛けた


「いいよ…話して?」


正直怖い…


下を向いていたらあることに気付いた


あたしの手が震えていたのだ


「実はね…氷空はね…ぅ…っ」


お母さんは今にも泣き崩れそうだった


「氷空は…っ…病気なの…ぅ…」


…えっ?


一瞬お母さんが何を言ってるのか分からなかった


「氷空はねっ…脳の病気なのよ…っ」


…脳?


あたしが脳の病気…?


…嘘だ


…嘘だよ!


「冗談でしょ…?ねぇ…冗談だって言ってよ!!」


あたしはお母さんに怒鳴った