あたしはベッドから立ち上がった


…逃げ出そうと思った


「何処行くの?!」


やはり…


お母さんに腕を掴まれてしまった


今のあたしは最悪だ…


でも…


今聞いてしまったら自分が自分ではなくなってしまいそうで怖かった


自分が壊れてしまいそうで不安だった


「絶対逃げちゃダメ!人生逃げてたら幸せなんか手に入れられない!!」


気付いたらお母さんは泣いていた


これであたしが相当傷つくようなことだとよく分かった


あたしはお母さんの話を聞こうと決意した