「おせーんだよ、早くしろ」



いちいちキッチンまで来て
それだけ言い残し、

リビングに戻る一応彼氏の
夏目春斗にわたしは怒りで包丁をもっている手がふるえる


ふざけんなっこの野郎!

などとは言えず

「はいっただいま!」
いつもの愛想笑いでそう答えるわたし、どうにかしてるよ