小学5年生のとき―――



たまたま放課後あたしと悠哉が残っていた。




『ユウヤ!バスケやろーよ?』


『ん?別にいーけど』




それからあたしとユウヤは2人でバスケを始めた。




しばらくバスケをして疲れきったあたしたちはベンチに座った。



『はぁ…っ。やっぱナツカすげー…。はぁ…お前バスケ上手いな!』


『そりゃユウヤよりはね(笑)はぁ…もっと上手くなっていつかバスケの選手になるのがナツの夢!!』




あたしは真っ直ぐみながら力強くそう言った。