それからあたしはパイプイスに座って試合を泣きながら見ていた。



先輩とできる最後の試合やのにこんな状況になってしまって…

ホンマに悔しくて…


あたしの涙が止まることはなかった。




「なっちゃんいけるから…」


真希が隣でそう言いながらあたしの頭を撫でた。




「……っ」


あたし何してんやろホンマ…。






そして決勝戦は勝つことができず…

あたし等の成績は2位やった。