「なんか一緒だな。」 そういった加賀くんは笑ってたけど 本当に笑ってたわけではなさそうだった。 いつも笑ってるのに こんなこと知らなかった。 急に変態って呼んでた自分が恥ずかしくなって。 「だね、ごめん。病室戻るね。」 それだけいって お兄ちゃんが待ってるお父さんの病室に戻った。 「おば・・さん?」 声でわかった。 オバサンも私のこと気づいたみたいで 涙を流しているのににらみつけた。 「あんたも来てたの?」 オバサンは部屋を出て行った。