「えりちゃん?」 加賀はそういった。 久しぶりに話した。 「病院なんでいるんだよ」 彼は低い声でそういった。 病院? はぁ、信じたくない。 いきてるもん。 怖くなってしゃがんだ。 「そっか。」 気づいてたら全部話してて 彼はゆっくり私を包み込んだ。 「エリだけいったら不公平だよな。おれんとこの親父はガンの末期。だからいつもココ通ってんだ。」 ガン? 末期?