「ねぇ!嘘だっていってよ。嘘だよね?」
そんな私におにいちゃんは
なにもいわなかった。
「ねぇ・・。信じられないよ。」
少したってお父さんの病室に入ったとき
本当はすぐに退院できるんじゃないか
って思った。
「お父さん・・・。行かないでよ」
「エリ、辛いだろうけど・・。これから一緒に暮らす?」
お兄ちゃんは突拍子もないことを言い出した。
暮らせるわけがない。
「無理だよ。オバサンいるもん。」
なんで?
なんでオバサンは私が嫌いなの?
お兄ちゃんはよくて。。
「えり!」
気づいてたら走ってた。
目の前に誰かいた。


