お兄ちゃんは何も言わないで 教室を出て行った。 「ん?ダイジョーブ?」 私がなにか不言な顔をしてたからか 藍那が心配そうに声をかけてくれた。 「んー。。お父さんにナンカあったらしい・・・」 「え?どっちの?霧澤さん?小金井さん?相場さん?」 「えっと小金井の方。」 「え。。大丈夫かなあ」 チャイムがなった。 それと同時に物理の先生が入ってきて 藍那とのおしゃべりは終わった。