「わしは元々土佐の者。此処よりも田舎の所じゃ。じゃが土佐を抜け出し、この京に来た。所謂(いわゆる)、脱藩浪士じゃ。」 「だっぱんろうし…?」 「ああ。土佐は他の地に行く事を禁止しとる。じゃから無断で抜け出して来たんじゃ。脱藩は重罪。見つかったら家族共々、重い罰を下される…。」 重い…罰…? それってまさか、死刑とか…? 「そんなに危険な事なのに、そこまでして一体何をするの?家族も巻き添え喰らうんだよっ?」 そう言うと龍馬は俯いた。