「あっ、ごめんっ。」


バッと手を離すと、男はごほごほと咳き込んだ。

…あたし、そんなに強く揺さぶってたのかな…?(汗)


「ゴホッ。…お嬢さん、凄い力じゃのぅ…(笑)」


あ゛ーなんかその言葉、聞きたくないカモ(苦笑)。


「…それより、ずっとお嬢さんと呼ぶのもあれじゃ。名は何と言うんじゃ?」


ゆっくりと、月が雲から姿を現す。


「あたし?」

「そうじゃ。あ、人に名を聞く時は自分が先に名乗った方がええのぉ。」


そしてその光はゆっくりと、