ほら、笑って笑って


「本当にすみません。……私……知らなかったとはいえ…あんな話を…あなたにしてしまって……気分が悪いに決まって…ますよ……ね。それにさっきの……事だって……」


駄目だって思っているのに涙が止まらないから、涙声になりながら謝った。



でも、謝ったところで取り返しはつかない。

ハヤトさんの出方次第で、私と常務の事が社長の耳に入って、会社だっていられなくなるかも…。



でも仕方ないのかな……。

もともと不倫なんてした私が悪いし。




ぐるぐる色々な事を考えて、諦めとか後悔とか沢山出てくる。




「ねぇユイちゃん?」


でもそんな風に落ち込む私に、彼は優しく話しかけてきた。


「…まだあいつの事好きなの?」


って。