「……しばらくの間、恐くて家から出られなかった。食事も喉を通らないし、毎晩うなされてた。 そんな私を両親は見守ってくれたし、無理矢理外に連れ出そうとはしなかった。 ただ、吐き気がいつまでも続いて、どんどん体重が落ちて……。 あの日から半年が過ぎた頃、お母さんに連れられて病院に行ったの。」 「……」 「………妊娠、してた――。」 「それが…」 言いかけた私を見て、お母さんは苦しそうに微笑む。 「――そう。優衣の想像通り。 優花を妊娠していたの。」