「あの、その…ちょっと待って下さい?」 「だってさ、さっきの振り向き様のショット……やっぱり消して欲しいでしょ?一眼レフだけど、デジタルだから削除出来るよ?」 いや、だから…。 じゃあどうして、ここで削除してくれないの?? ふに落ちない、納得出来ない。 でも、もう頭はパニックを起こしていたし、失恋のショックでヤケになっていたのかもしれない。 だからなのか、この自称カメラマンとコーヒーを飲みに行ってしまった。