「どうして?」 納得出来なくて、すかさず聞き返す。 と、意外な言葉が返ってきた。 「まだ、優衣のご両親に挨拶してないだろう?だから駄目。」 「……え?」 何だかよく意味がわからない。 じっと隼人さんを見つめていると、彼はその大きな手のひらで私の髪をすき、ゆっくりと視線をあわせる為に体を離す。 「ねぇ優衣?もし今日泊まる事になったら、ご両親にはなんて説明する?」 「…え?――特に何も言わない…です。」 「じゃ、泊まって、次の日家に帰って、何か聞かれたら?」