ほら、笑って笑って



「ごめん優衣ちゃん。本当にすみません。」



頭を下げたまま、真剣な声色で謝ってくる。


そんな隼人さんを見て、揺すっていた肩から手を離した。


今は真剣に話を聞くべきだと感じたから。




「隼人さん、お話伺います。ですから、頭を上げて頂けませんか?」




私の写真、あの時削除していたはず。

隣に座っていた私も、"削除しました"と、画面にメッセージが出たのは確認したし。


"残ってる"って、他にもあるって事かな…?





隼人さんはゆっくり頭を上げ、私を見つめる。



変な意味はないはずなのに、視線が合うだけでドキッとしてしまう。


それから、どんどん赤くなりそうな顔を見られたくなくて、つい視線を外して俯いてしまう。



もう。

しっかりして私。

隼人さんが困るじゃない!?