「紘夜 !!」 雨の中、私は飛び出した。 近づくと、 紘夜は左腕を押さえ、グッタリしていた。 「紘夜!どうしたの!?」 「…実織?…お前、こんなとこでなにやってる?」 「それはこっちのセリフ…ッ!?」 言い終わらないうちに気付く、 紘夜の左腕と脚の辺りから、 紅く流れるものー…… これは、血ーー!?