†


すー、はぁー、……


私はサンドイッチをのせたお皿を持って、
紘夜の部屋の前で深呼吸した。


き、緊張するな……。
なんて言って入ったらいいんだろ…。


静音さんに頼もうと思ったら、

『実織様がお持ちになられた方が、紘夜様はお喜びになられますよ?』

なんて言われて、
自分で来てしまったけど、

ホントに喜ぶか?
あのイジワルな男がー…


なんて、考えてたら、



バンッ!

目の前の扉が思い切り開かれて、

「ひゃっ、」

ビックリした。