プツ、 俺は携帯を切ると、 銃を握りしめていた右手の力を一瞬軽く抜き、 銃の黒いグリップを軽く上に振り、 馴染む握りを確かめた。 よぎる過去の思い出と、 過去の敗北感を消し去るように、 俺は、殺気のするもとへと、 ひとつの呼吸とともに 駆け出した。 さぁ、ケリをつけようか。 緋刃。