「実織様?いかがなさいました?」
固まる私を、不思議そうにうかがう静音さん。
なにか、
なにか話さないと、と思えば思うほど、
言葉が見つからない。
「静音、みんなと広間の手伝いにまわってちょうだい。
そのお嬢さんは、私が紘夜の所に連れて行ってあげるわ」
「夕綺様……」
戸惑う静音さんに、
ふふ、と夕綺さんは笑いながら、
「そんなに警戒しないでよ。
いくら紘夜の連れだからって、女の子相手に何もしないから」
そ、その笑いが怖いんですけど……
行かないで、静音さん!
との私の心の叫びも空しく、
それでは、お願い致します。
と、静音さんは廊下を進んでいった。
一度、廊下の角を曲がる時、
静音さんが私の方を振り返ったけれど、
私は、静音さんに視線を合わせる余裕なんてなかった。
目の前に立ちふさがる、
夕綺さんの
射るような視線が、私を離さなかった。
固まる私を、不思議そうにうかがう静音さん。
なにか、
なにか話さないと、と思えば思うほど、
言葉が見つからない。
「静音、みんなと広間の手伝いにまわってちょうだい。
そのお嬢さんは、私が紘夜の所に連れて行ってあげるわ」
「夕綺様……」
戸惑う静音さんに、
ふふ、と夕綺さんは笑いながら、
「そんなに警戒しないでよ。
いくら紘夜の連れだからって、女の子相手に何もしないから」
そ、その笑いが怖いんですけど……
行かないで、静音さん!
との私の心の叫びも空しく、
それでは、お願い致します。
と、静音さんは廊下を進んでいった。
一度、廊下の角を曲がる時、
静音さんが私の方を振り返ったけれど、
私は、静音さんに視線を合わせる余裕なんてなかった。
目の前に立ちふさがる、
夕綺さんの
射るような視線が、私を離さなかった。



