「どうした、聞かないのか?」
「ーーえ?」
突然、
紘夜から話をふられ、驚いた。
「聞くって、なに、が?」
たくさんあり過ぎて、どれのことか、
わからないんだけど……
「急に退院して、カラダは平気なのか?
どうして、封も開けない封筒を捨てたのか?
あの赤い髪の〝緋刃〟という男は誰なのか?
ーーとか、」
うん、
その全部、なんだけど。。。
当てはまり過ぎていて、なんて答えたらいいのか、言葉に詰まると、
「〝どうして?なんで?〟がお前の口癖だろ」
「そっ、そんなことーー」
ない。
とは言い切れない、かも。
確かに、そんな風によく聞いていたっけ。
その度に
〝俺の詮索はするな。一生帰れなくなるぞ〟
って、言われていた。
でも、今はそんな脅し文句はきかない。
だって、
私は紘夜と一緒にいたいんだから。



