だから、 俺がお前を守る。 お前だけは、 必ず守る。 なんとしてもーー 馴染みの銃を腰に差し込み、 俺は後部座席から運転席へとシートを乗り越え移動した。 それだけで気を失いそうだったが、 視界の端に実織の姿があるだけで、意識が保てた。 「こ、紘夜!?」 俺の行動に驚いた実織が、心配そうに俺の腕にそっと触れる。 コートで伝わらないはずの実織の体温が感じられるようで、 それだけで、 体中の体温が触れられる腕に集中した。 俺は重症だな。