†


カラダが重い。

撃たれた右手右脚が熱い。
熱いはずなのに、冷や汗が止まらない……。



俺はまた銃を持てるだろうか…


こんな時なのに、そんな心配がよぎる。


いや、こんな時だからこそ、
かもしれない。

油断すると、
嫌な映像が思考を支配する。


アイツ、

緋刃の奴、
許さない。





実織にあんなことしやがって