† ー実織ー †


この先のことなんて、
何も考えられなかった。


今、
どうしたらいいのか、
どうすればいいのか、


そればかり考えていた。



目の前で
紅く染まっていく紘夜を、



どうしたら、

助けられるのか、




そればかり考えていた。