叫びとともに、止まっていた思考が、突然フル回転! 挨拶!? 挨拶って、なんて!? 私がグルグルと回る頭で考えているうちに、 気づくと紘夜は車を下りて、 家の玄関に向かっていた。 「ちょっ、ちょっと!紘夜!」 私も慌てて車をおりて、後を追う。 と、その時、 車庫にあるバイクが目に入った。 その黒い中型バイクを見て、私は一気に青ざめた。 ひぇーー! ジュン兄がいるー!!