「どうし、よう…ヒック、
紘夜…私の事、キライにならないで~」
しゃくりあげる息と、絞り出すような声で、
喉が苦しくて、痛い。
でも、伝えたいことがある。
話したいことが、ある。
「何なんだお前は…。怒ったり、黙ったり、泣いたり…。
だいたい、なに言ってんだよ。
なんで俺が嫌うって?」
「だって、紘夜…何も話してくれないし。私の事…ヒック、全然見てくれないんだもん…ック」
「何言ってんだよ。お前の方こそ俺を見ようとしてなかったろーが」
「だっ…て、どうしたらいいかわからなかったんだもん…。
紘夜、急に…あんなことするし……。
私の事子供扱いするし…」
「あ?子供扱い?」



