† 「で、早速だが、 来月にまたパーティーがある」 紘夜は黒い煙草の紙箱を指で叩き、煙草を一本取り出し、くわえた。 「ん?それが?」 私は紘夜の黒い車の前で、 濡れた制服をパタパタ叩き、雨水を払った。 また制服クリーニングかなぁ…、 なんて考えてると、 「出るんだよ。お前も、俺と一緒に」 煙草の煙を吹きながら、サラリと言う。 「え、えーーー!また!?」